ゴミから資源に

たまごの殻はゴミと考えれば、かなり厄介です。すぐ腐るし、たまごがついているし、臭くなるし…。
しかし、資源と考えれば、それはすごく優秀なのです。国内で安定的に発生し、自然を壊さない、しかもそれは、純度の高い「炭酸カルシウム」なのです。
この材料を使って、プラスチック容器を造ろうと考えました。


低炭素の素材として

わたしたちの造った容器はとても優れた低炭素プラスチックです。
根拠のないものは「環境にやさしい」や「CO2削減」等の表示ができません。
(公正取引委員会 法第4条第2項)
でも、この材料は表示ができます。


●CO2排出量削減用の低炭素素材

LCA(ライフサイクルアセスメント)とは、製品やサービスに対する、環境影響評価の手法のこと。
従来、炭酸カルシウム代替えとして活用する製品のLCAを行う場合は、静脈系LCAの手法を用いて環境性能を評価します。
たまごの殻を使用した原料のCO2排出量を計算すると約194g-CO2/kg(主に粉砕・乾燥用の電力起源)。これは一般的な加熱塑性樹脂(約1,400g-CO2/kg)の約1/7となります。


●廃棄物処理の減量、廃棄物焼却起因のCO2排出量削減

たまごの殻を使用した原料は従来の廃棄処理が不要となり、廃棄物焼却起源のCO2排出がゼロ。焼却灰の埋立起源の環境負荷も軽減します。
静脈系LCAでは、これら環境負荷の減少分は計算で控除されます。即ち、各種樹脂マスタバッチ用のフィラーとして利用した場合のCO2排出量は、たまごの殻を使用した原料のCO2排出量194g-CO2/kgより小さな数値となり、優れた低炭素の素材として機能することがわかります。


●3Rの達成

一度、食品原料として使用したたまごの殻をリユース (Reuse)に近い形でリサイクル (Recycle)しており、さらに従来の炭酸カルシウムと代替利用することで、石灰石の資源採掘に伴う自然環境への負荷を軽減するためリデュース (Reduce)も可能です。



バイオマスプラスチックとして

わたしたちの造った容器は「一般社団法人日本有機資源協会」より「バイオマスプラスチック」の認定をいただけます。

「バイオマス」とは生物由来の資源のこと。日本の優れた技術はバイオマスから従来の石油系プラスチックに代わる様々な製品を作り出しています。
生物由来ですので枯渇の心配がなく、環境負荷も小さくなります。
バイオマスを利活用し、品質及び安全性も良好であることを認定した環境配慮型商品の目印。それが「バイオマスマーク」です。


たまご殻プラスチック製造の流れ

今までは、排出されたたまごの殻は、焼却か廃棄されていましたが、わたしたちの製造方法によって、プラスチック原料として新たな製品に生まれ変わります。